2008年09月02日

アミノ酸の知識

人間の体は、約6割が水分で構成されます。

タンパク質は、筋肉や皮膚、内臓など体のあらゆる組織を構成しています。
この元となっている成分がアミノ酸(amino-acid)です。

これには多くの種類がありますが、人間が生きていく上で必要とされるアミノ酸はわずかに20種類です。

このうち人間の体内で合成することが不可能なもの9種類を必須アミノ酸、逆に体の中で合成できる11種類のアミノ酸を非必須アミノ酸と呼んで区別します。
必須アミノ酸は自分でつくることができないため、食品により摂取することが不可欠です。

タンパク質は20種類のアミノ酸から生成されています。
タンパク質が心臓や臓器、筋肉、神経伝達組織などになっています。
食べたものを消化するとか、髪の毛が伸びる、呼吸をする、いろいろなことを考える、といった体の働き全てをつかさどるのがタンパク質で、生命活動に不可欠な成分なのです。



必須アミノ酸(9種類)の効果と効能

たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されています。

そのうちの9種類は体で合成されない「必須アミノ酸」と呼ばれるアミノ酸で、食べ物などから摂取する必要があります。

【効能・効果】

1.リジン
体組織の修復、成長、抗体やホルモン、酵素の合成、ブドウ糖の代謝、肝機能の増強、脂肪の燃焼などに関わっています。
穀類だけを多くとる、といった食生活では不足してしまう場合があります。

2.トリプトファン
脳内ホルモンであるメラトニンやセロトニンを増やす、成長ホルモンの分泌を促すといった作用があります。

3.スレオニン
成長促進、肝臓への脂肪蓄積を防ぐといった作用をします。

4.ヒスチジン
成長に関与、神経機能の補助、紫外線の害を防ぎます。

5.メチオニン
血液中のコレステロール値を下げる、活性酸素を取り除くなどの作用があります。
不足すると肥満の原因になるアミノ酸です。

6.フェニルアラニン
脳と神経細胞の間で信号を伝達するのに必要な神経伝達物質の元です。
抑うつ症状を解消し、気分を高揚する作用があります。

7.バリン
筋肉タンパク質の主成分です。

8.ロイシン
バリンと同じく筋肉タンパク質の主成分。
肝機能の増強が主な作用で多くの食品に含まれているため、普通に食事をとっている限り不足する心配はあまりありません。

9.イソロイシン
筋肉タンパク質の主成分です。




非必須アミノ酸(11種類)の効果と効能

1.アルギニン
脳下垂体に働きかけて成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。
成長ホルモンの不足は、筋肉の衰え、肌のシワなどのトラブルの元です。
血行促進、肝機能増強、脂肪の燃焼、免疫機能の向上などの作用もあります。

2.グルタミン
筋肉のたんぱく質合成を助けます。

3.システイン
傷の治癒の促進、ブドウ糖の代謝、シミの原因となるメラニン色素の沈着を防ぎます。

4.チロシン
甲状腺ホルモンや、髪や皮膚の黒色色素であるメラニンの原料になります。
神経伝達物質であるアドレナリン、ドーバーミン、ノルエピネフリンの元でもあります。

5.アスパラギン
アスパラギンは加水分解されるとアスパラギン酸に変化し、体内で作用します。

6.アスパラギン酸
体内の老廃物の処理、疲労回復、肝機能の促進などの作用があります。

7.セリン
皮膚の潤いを保つ天然保湿因子の主成分です。

8.アラニン
脂肪の燃焼に関わっているアミノ酸です。

9.プロリン
脂肪の燃焼に関わっているアミノ酸です。

10.グリシン
保湿作用、制菌作用、酸化防止作用、キレート作用などがあります。

11.グルタミン酸
知能を高める、潰瘍の治癒を早めるなどの作用があります。


私たちが体にとりいれるべきアミノ酸のバランスは、各種国際機関(FAO/WHO/UNU)によって定義されています。

これらのパターンと比較し、相対的に最も少ないアミノ酸のことを制限アミノ酸とし、これを補ってゆくことが健康のために重要とされます。
一般的に小麦やトウモロコシなどの植物性たんぱく質のアミノ酸スコアは低いものが多いです。
逆に卵のたんぱく質などの動物性たんぱく質はアミノ酸スコアが良好であることが知られています。

卵のたんぱく質はアミノ酸スコアが100%であり、たんぱく質の中でも最もアミノ酸のバランスが良いと言われています。
精白米のアミノ酸スコアは61%で、小麦のたんぱく質のアミノ酸スコアは42%です。

必須アミノ酸の中ではリジンが最も制限アミノ酸になりやすいことが知られています。

posted by amino-san at 10:39| アミノ酸の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。